【陣痛50時間】出産記録【回旋異常】【微弱陣痛】

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どうも嫁です。2021年1月に第一子を出産しました。

忘れてしまわない内に出産の記録を残しておこうと思います。これから出産を控えている方にとってはあまり励みにならない内容かもしれませんが「こういう出産もあるんだなー」程度に捉えていただけると幸いです。

陣痛1日目

予定日の2〜3日前からおしるし(生理1日目くらいの少量の出血)と腰のだるさ、前駆陣痛があり、お腹の子もそろそろ外に出てくる準備ができたのかしら?とドキドキしながら過ごしていました。

ドキドキのせいなのかこの日は朝から血圧が高く、念の為受診しましたが「とりあえずは様子見」とのこと。ついでにNSTをしたところ、どうやら少しずつ陣痛が来ていたようで(自覚なし)この時点で子宮口2センチでした。

強めに内診グリグリされた後「どうします?このまま入院しますか?」と聞かれましたが、初産で時間がかかるだろうし痛みもほとんど無かったため帰宅することにしました。

自宅で昼食を食べていると徐々に痛みが増し、30分ほどで陣痛が7〜5分間隔になったため入院することに。入院の手続きや点滴のルート確保などが終わったのが17時頃。陣痛は3分間隔、子宮口3センチでした。

「今夜中には産まれると思いますよ〜」と言われたもののなかなか進まないお産。叔母が全開になるまで痛みを感じないタイプだったため、私もそのタイプなのかしら?という期待はあっけなく打ちひしがれ、寝落ちしそうになっている(というか寝ている)夫を蹴りながら陣痛に耐えていました。

夜勤の助産師さんが「これはね、明日の朝までかかると思いますよ」と告げたのが23時過ぎでした。

陣痛2日目(出産予定日)

朝イチの内診で子宮口4センチ。微弱陣痛と診断されました。終わりの見えないお産にどっと疲れが出て、痛みと共に嘔吐。食欲がまったくなく、点滴開始。

精神疾患の既往歴があるため帝王切開も視野に入れつつ午前中は自然の流れに任せることにしましたが、正午の時点で子宮口5センチでした。

「赤ちゃんも元気だし、子宮も柔らかくてとてもいい状態ですよ。頑張りましょう!」と主治医に励まされながら促進剤の投与を開始。15時の時点で痛みで感覚が麻痺してしまい自力でおしっこができなくなりました。

促進剤が合っていなかったのか、私のオキシトシン受容体がバグっているのか分かりませんが、お産の進みは相変わらずゆっくりで、痛みだけが増していきました。当初は全く考えていませんでしたが医師から「麻酔(無痛分娩)という手もありますよ」と勧められ無痛分娩に切り替えることに。

痛いという噂の硬膜外麻酔は正直よくわかりませんでした。麻酔科の医師に「(注射)痛いくないですか?」と聞かれ「陣痛がいたいですぅぅぅ〜〜…」と答えたら「母は強しだね!頑張ったね!徐々に痛みが無くなるけど、いきむタイミングは助産師が教えてくれるからね!」と、、。めっちゃいい先生…。

21時頃、この日最後の内診で破水するも子宮口7〜8センチとまだまだの様子。夜間の促進剤はリスクがあるとのことで一旦停止することになりました。

麻酔のおかげでお腹がぎゅーっとなる痛みはかなり軽減されているものの、2〜3分間隔でやってくる仙骨がビキビキ割れるような激痛は変わらずでした。お尻を強く抑えると痛みが楽になるのですが、助産師さんは別の方のお産に回ってしまい頼れるのは自分と今にも寝そうな夫のみ…。巻いたタオルをお尻に当ててセルフで痛みをのがしました。

この日は陣痛室で一晩過ごすことになったのですが、この部屋真冬なのに冷房効きすぎじゃない?と思っていたら38.8℃の発熱。採血の結果、炎症の数値がとても高くなっていた(何が炎症を起こしているかは不明)らしく抗生剤が投与されました。

陣痛3日目

朝イチの内診で胎児の回旋異常(後方後頭位)が判明。この時点で子宮口8〜9センチ。お産が進まない原因の一つとしてこれも関係しているかもしれない、とのことでした。

「夕方まで促進剤を使い、状況が変わらない場合は母胎への負担も考慮し帝王切開も考えましょう。破水もしてるし、麻酔も長くなりすぎるとよくない。何より終わりが見えないのは精神的にも辛いですよね?」と主治医に言われ、静かに何回もうなずく私と夫。

15時30分頃に「ほぼほぼ全開で赤ちゃんはゆっくりゆっくり下がってきています。もう一晩頑張れますか?」と聞いてきたのは先程とは違う産科医でした。「…頑張れないです、というか、いきめる気がしないです」と告げると、「あのね、出産に丸3日かかるなんてよくあることなんですよ」との返答…。最終的には「会話ができるってことは、あなた全然頑張ってないですよ。想像と違いましたか?」って。もうちょっと違う言い方できなかったんですかね?

その言葉を聞いてから気持ちが完全に萎えてしまい、同時に陣痛の間隔も強さもまばらになっていきました。その後分娩停止となり、最終的には緊急帝王切開での出産となりました。陣痛が5分間隔になってから50時間+手術1時間という長い長いお産でした。

泣いている夫を見て、私も泣きました。

出産を振り返ってみて

50時間私に付きっきりだった夫には本当に感謝です。途中寝ていたとはいえ、起きている間はずっとお尻を押してくれていたのでかなりの疲労だったと思います。

大変なお産でしたが、すぐにでももう一人産みたいと思っていることにびっくりしています。それくらい自分たちの子どもは可愛いです。

ただ、「私に強い心があれば下から産んであげることができたのかなー」と思うことがいまだにあります。気持ちだけでなんとかなるようなものではないと分かってはいるのですが…。妊娠が分かってからウォーキングもヨガも食事も仕事も、自分なりに頑張ってきたつもりなんですけどね。

産後の経過については別の記事で紹介しています。それではまた。

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