どうも嫁です。以前からパニック発作をもっています。
「パニック障害」と診断がつくような時期もあり、当時は毎日薬を服用していました。薬といっても子どもが服用できる抗不安薬の1/3の量を1日1回飲む程度でした。もちろん頓服用にソラナックス(アプルラゾラム)なども処方されていましたが、なるべく薬に頼りたくなかったので、積極的に服用することはしませんでした。(※薬の量などは必ず医師と相談して決めてください)
この記事を書いている現在は予期不安はほとんどなく、ふとした時に発作が起こるくらいですが、薬で良くなったのか?というと、そうではありません。精神科で処方される薬は基本的に対症療法的なものが多く、だらだらと服用を続けたところでおそらく根本的な改善には至りません。
では何がきっかけで今の状態にまで回復したかというと妊娠です。妊娠してから徐々に精神状態が良くなっていったため、気になって調べたところ下記の論文を見つけました。
妊娠により数十倍に増加するプロゲステロンとその代謝産物は、皮質感覚運動神経細胞の発火を抑制するアデノシンの作用を促進したり、またGABA受容体に対しバルビツレート様に作用して、抗不安作用を発揮する。これらの作用は、妊娠がパニック障害に対し保護的に働くことを説明している。
貝谷久宣,熊野宏昭,石田展弥,宮前義和(1997). パニック障害-身体的要因 臨床精神医学講座 5:161-170
要は「妊娠による女性ホルモンの影響でパニック障害がかなり良くなることがあるらしい」ということです。パニック障害が怖くて積極的に妊娠・出産に踏み切れなかったのに、まさか妊娠を機にパニック障害が軽快するとは思っていなかったため、夫と我が子には本当になんというか……言葉がでません。
とはいえ寛解には至っていないため、この機を逃すわけにはいきません。産後半年が経過し疲れが蓄積してきたせいか最近はパニック発作の頻度が多くなりつつあります。幸いにも予期不安や広場恐怖などはギリギリ回避できているため、今のうちになんとかして寛解までもっていきたいと考えています。
「学びを結果に変えるアウトプット大全」で有名な樺沢紫苑さんが、ご自身のYoutubeチャンネルで『精神疾患を治したいなら、運動・睡眠・朝散歩!』と何度も言っているように、自分から行動することが寛解の近道だと思います。薬はあくまで行動を後押ししてくれるためのものと考えたほうがいいです。(あくまで私感です)
前置きが長くなりましたが、自発的な行動によりパニック障害(パニック発作)は寛解できるか実験してみることにしました。(医師でも専門家でもないため、効果を保証するものではありませんので予めご了承ください)
パニック発作を誘発する要因を考察してみる
先程紹介した論文に記載がありますが、パニック障害の身体的要因として『遺伝的要因』『誘発物質』『生理・環境的要因』があるようです。読んでみてなるほど、と思う点が多々あります。
自分がパニックを起こす要因として考えられるのは以下の5点でした。
- 炭酸ガス:普段から呼吸が浅い→体内の二酸化炭素濃度が高そう
- 乳酸:運動不足+疲れやすいため
- 疲労:運動不足+育児による肉体および精神的疲労
- 睡眠不足:最近子どもの寝返りが気になって眠れない
- ホルモンバランスの変化:確かに生理前はパニック発作が出やすいような気がする
自分でコントロールできそうな要因に対し、アクションを考える
- 炭酸ガス:深い呼吸ができるヨガが良さそう
- 乳酸:ストレッチ効果もあるヨガが良さそう
- 疲労:ストレッチ効果もあるヨガが良さそう
- 睡眠不足:夫に任せる or 寝返り防止策を講じる+就寝前のヨガが良さそう
- ホルモンバランスの変化:適切な栄養バランス+なんとなくヨガが良さそう
ヨガがよさそうですね。(笑)ただ、疲れない体をつくるためには強度が少し足りないような気がします…。ということで私が考えたアクションがこちら↓。
- ラジオ体操第一、第二:ウォーミングアップとしてHIITの前に毎日
- HIIT(高強度インターバルトレーニング):毎日7分
- ヨガ:就寝前15分以上
- 日々の生活:家事、育児、散歩など
HIITは短い時間で高強度の運動ができるので、自分の時間に限りがある子育て世代にはうってつけのトレーニングだと思います。これだけ見るとあまり運動量が多い感じには見えませんが、今までが運動不足過ぎたため、とりあえず1ヶ月はこれで様子をみようと思います。
ただ、注意すべき点は「乳酸」と「疲労」です。仕事や育児で疲れきっている体でいきなりHIITをやり始めると一時的にパニック発作が起きやすい状況になりかねません(私は頻発しました…爆)ので、参考にされる方はご自身の体調と相談しながら徐々に始めることをオススメします。
まとめ
まだ始めて5日目のため、効果は今ひとつ感じません(というか疲れでかえって発作が起きやすくなっています)が、これを乗り越えた先に不自由のない人生が待っていると信じて、継続していきたいと思います。
経過はまた別の記事でご紹介したいと思います。それではまた。
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