副業で収入を得る手段として、有料記事や有料コンテンツの販売に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。時間や場所に縛られず、自分の知識や経験を活かせるストック型のビジネスとして魅力的ですよね。
しかし、いざ始めてみると、想像以上に道のりが長く、多くの壁にぶつかることがあります。今回は、私自身の体験談を交えながら、有料コンテンツ販売を始める前に知っておくべきことについてお伝えします。
「とりあえず何か売る」ではなく、戦略を立てる
多くの初心者が陥りがちなのが、「とりあえず何か作って売ってみよう」という思考です。
私も、最初は「初心者向けのWeb関連コンテンツ」という漠然としたアイデアからスタートしました。しかし、この段階で戦略がないと、途中で方向性を見失い、挫折の原因となります。
最初に、誰に、何を、どのように提供するかというペルソナとコンセプトを明確にすることが重要です。これにより、発信内容に一貫性が生まれ、ターゲットに響くコンテンツを作成できます。
私が実践しているペルソナ設計の具体的な手順やポイントを、noteにまとめました。
こちらの記事では、
- なぜペルソナが必要なのか
- どのような情報を集めればいいのか
- 集めた情報をどうやってペルソナに落とし込むのか
といった内容を、すぐに実践できる形式で解説しています。
また、購入特典としてすぐに使える「ペルソナ設計ワークシート」をダウンロードできます。
もしご興味があれば、ぜひnoteの記事をのぞいてみてください。
プラットフォーム選びと初期設定の壁
有料コンテンツを販売するには、note、Brain、WordPressなど、様々なプラットフォームがあります。
私は最初、自由度と利益率の高いWordPressに魅力を感じたものの、技術的な知識や法務的な配慮が必要な点にハードルの高さを感じました。また、Chromebookしか持っていないという環境的な制約から、一度保留にしました。
最初のうちは、手軽に始められるnoteのようなプラットフォームを活用するのがおすすめです。有料コンテンツの作成と販売に集中できるため、最初のハードルを下げることができます。WordPressなどの自社サイトは、コンテンツが充実し、事業が軌道に乗ってから検討しても遅くありません。
「レッドオーシャン」を避けるためのニッチ戦略
テーマを「Web関連コンテンツ」に絞り込もうとした際、初心者向けのコンテンツがすでに市場に溢れかえっている「レッドオーシャン」であることに気付きました。
- 「他の人が発信していない、ニッチなテーマにしようか?」
- 「特定のフレームワークや、珍しいCMSについて深掘りしようか?」
そう考えましたが、ニッチな分野は専門性が高く、学習コストも高いため、すぐにピンとくるものが見つかりませんでした。
発信するテーマを考える際は、自分が詳しいこと、そして市場に需要があることのバランスを考えることが重要です。いきなりニッチな分野に飛び込むのではなく、自分が学びたいことや、これから深めていきたい分野をテーマに設定し、発信しながら知識を深めていくという戦略も有効です。
コンテンツ販売は「発信」と「集客」のセット
有料コンテンツは、ただ作って公開するだけでは売れません。
コンテンツ制作と同時に、SNS運用などの「集客」にも力を入れる必要があります。
魅力的な有料コンテンツがあっても、見込み客に届かなければ意味がありません。ブログやSNSで無料の価値ある情報を発信し、見込み客との信頼関係を築くことが、最終的に有料コンテンツの購入につながります。
おすすめの書籍
初心者がSNSで集客を考える場合、無料で始められるX(旧Twitter)がおすすめです。
「X集客の教科書 500フォロワーで稼げる人10万フォロワーで稼げない人/門口拓也」はアカウント設計から具体的なコンテンツ戦略、フォロワーをファンに変える方法まで、体系的に解説しています。初心者でも実践できるよう、具体的な事例や図解が豊富で、Xをビジネスに活かしたい人にとって必読の一冊です。
まとめ:遠回りは無駄じゃない
「デジタルコンテンツ販売までの道のりは長い」
しかし、その遠回りの中で、「ペルソナ軸」や「戦略」を学び、ただ闇雲に進むのではなく、目的意識を持って行動することの重要性に気づきました。
有料記事やコンテンツ販売は、単に商品を作るだけでなく、自己分析、市場分析、マーケティングなど、多くの学びが詰まった挑戦です。
これから有料コンテンツ販売を始める方は、焦らず、着実にインプットと戦略を練る時間も大切にしてみてください。