【子宮全摘出の体験談】急成長する筋腫と全摘決断:退院後の生活・回復編

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手術を乗り越え、無事に退院。

「やっと家に帰れる!」とホッとする一方で、「ここから本当に一人で大丈夫だろうか…?」という不安もよぎりました。手術前の想像とは違う、退院後の生活で実際に何が起きるのか?この記事では、術後1週間から1ヶ月の間に経験した、体の変化や心の揺れ動きについてお話しします。

「痛みはいつまで続く?」「ホルモンバランスはどうなる?」退院後の体験を、これから手術を控えている方や、退院後の生活に不安を感じている方にお届けできれば幸いです。

子宮筋腫の手術・入院中の体験談は、前回の記事で詳しくお話ししています。まだお読みでない方は、ぜひこちらもご覧ください。

術後1週間:ホットフラッシュと傷の痛み、そして心の揺らぎ

退院してすぐ、まず驚いたのがホットフラッシュです。レルミナ服用中にもホットフラッシュはありましたが、術後の方が頻度が多かったです。日中も夜中も関係なく、上半身がカッと熱くなる感覚が続きました。病院で処方されていた漢方薬の加味逍遙散は、ホットフラッシュだけでなく、メンタル面も安定させてくれるようで、手放せない日々でした。

傷の痛みはまだ少しありましたが、日常生活にはほとんど支障はありません。ただ、子どもを抱っこしようとすると、傷口に力が加わって「イタタ…」となるので、無理のない範囲で過ごすようにしていました。

傷跡は時間が経つとかゆみが出てきたので、アトファイン(傷跡ケアテープ)を使い始めました。病院では「おへそには貼らなくていい」と言われたのですが、私は肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)になりやすい体質なので、念のため貼ってみることにしました。

また、この時期は常に軽いめまいが続きました。ホルモンバランスの急激な変化や麻酔の影響、気圧、もしかしたら脱水かも?…といろいろ考えましたが、しばらく様子を見ることに。

術後2〜3週間:回復を実感する一方、新たな不安も

術後2週間が経つ頃には、傷の痛みはほとんどなくなりました。めまいも、こまめに水分を摂るようにしたら改善したので、やはり脱水だったのかもしれません。

術後初の診察では、経過は良好とのこと。運動も許可が出て、少しずつ体を動かせるようになり、回復を実感できました。しかし、この時期に一度、長男を抱っこしたときに軽い出血があり、一瞬ヒヤッとしました。

そして、メンタル面ではホルモンバランスに振り回される感覚がありました。パニック発作の予期不安のような状態になったり、ちょっとしたことで落ち込んだり……。

さらに、風邪のような咽頭痛、悪寒、発熱があり、同時に右下腹部に排卵痛のような激しい痛みも。帰省中だったので、念のため現地の病院で診察を受けると、医師からは「排卵痛のような痛みとして自覚されているのであれば、排卵痛なのだと思います」と診断を受けました。元々排卵痛がひどいタイプでしたが、それにしても(排卵痛の中で)人生で一番の痛みでした。

術後1ヶ月:落ち着きを取り戻し、新たな自分へ

術後1ヶ月を過ぎる頃には、ホットフラッシュは気にならなくなりました。代わりに、上半身に寒さを感じるようになったのが不思議な変化です。

抜け毛はレルミナ服用中から相変わらず続いていますが、単に髪が傷んで抜けやすくなっているだけかもしれません。

(早く美容室に行きたい…)

傷跡のかゆみも続いているので、アトファインは継続中です。特に寝ている間にかきむしってしまうのを防ぐため、家族に手伝ってもらって、横になった状態で貼ってもらうようにしました。この方法が一番きれいに貼れて、効果を実感しています。

まとめ:子宮全摘出は「終わり」ではなく「新しいスタート」

術後の回復は個人差があります。私の場合は幸い順調でしたが、体の変化は一進一退。予測できない不調が起きるたびに不安を感じました。

もし、今手術を終えて不安の中にいる方がいたら、一人で悩まず、かかりつけ医に相談する大切さを伝えたいです。「これくらいで受診してもいいのかな…」とためらうかもしれませんが、違和感があれば迷わず相談してください。

子宮を全摘出したことは、決して「女性としての終わり」ではありません。私はこの手術を乗り越え、新しい自分として、これからの人生を前向きに楽しんでいきたいと思っています。

同じような経験をされた方、これから手術をされる方にとって、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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