Chromebook一台で副業を始めたい。そんな時、Web制作という選択肢が浮かび上がってきました。学生時代に趣味でホームページを運営していた経験を活かせたら、単価の高い仕事にも挑戦できるのではないかと考えました。
もちろん、クラウドソーシングサービスの案件は本業に比べて単価が低いのは仕方ありません。ですが、まずは実績を積むことから始めなければなりません。
Web制作への挑戦と、立ちはだかる「Linux」の壁
しかし、そこで立ちはだかったのが「ローカル環境がない」という問題です。Webサーバーを構築する必要があるのですが、Chromebookに直接Webサーバーを構築することはできません。
そこで耳にしたのが、ChromebookのLinux環境を有効化するという方法です。ターミナル(シェル)から各種コマンドを実行して、Webサーバー(Apache/Nginx)、PHP、MySQLなどをインストールできると聞きました。
……なるほど?そう、何を隠そう私は、Linux超初心者。右も左もわからない状態です。
「あれ?もう有効化されてる?」私のLinux環境、謎だらけ
兎にも角にもChromebookに搭載されているLinux開発環境とやらを有効化する必要がある、と意気込んだものの、どうも様子がおかしいのです。

Hey, Gemini!私のアプリランチャーに『ターミナル』があるんだけど、これってLinuxがすでに有効化されてるってこと?

ほぼ間違いなくLinux開発環境がすでに有効化されていると考えて良いでしょう
どうやら私は、いつの間にかLinux環境を有効化していたようです。しかも、何か理由があって色々とインストールたようなのですが、その理由すら思い出せずよくわからない状態になっています。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。そんな時に役立つ、Linux環境をリセットする方法について解説していきます。
初期化する前の注意点:必ずバックアップを取ろう!
もし、Linux環境に何か重要なファイルやデータが保存されている可能性がある場合は、必ずバックアップを取ってから無効化することをおすすめします。バックアップの方法はいくつかあります。
方法1. 『ファイル』アプリでLinuxファイルにアクセスする
Chromebookの『ファイル』アプリを開きます。左側のメニューに『Linuxファイル』という項目があり、ここにLinux環境のホームディレクトリの内容が表示されます。必要なファイルやフォルダをChromebookの『ダウンロード』フォルダやGoogleドライブなどにコピーしてください。
・例:作成したウェブサイトのHTMLファイルや画像などをコピー
方法2. SSHやSCPで外部に転送する
もしSSH接続ができる環境であれば、SSHやSCPコマンドを使って外部サーバーやPCにファイルを転送することも可能です。
方法3. Gitなどバージョン管理システムを利用する
ウェブサイトのコードをGitで管理しているのであれば、リポジトリにプッシュしておけば、いつでもクリーンな環境を再構築できます。。
これらの方法でバックアップを確実に取ってから、Linux環境のリセットを検討してください。
Linux環境をリセットする方法
ChromebookのLinux環境をリセットする方法はとても簡単です。Linux開発環境を無効化(削除)してから再度有効化すると、完全に初期の状態に戻ります。具体的な手順は下記のとおりです。
- Chromebookの右下にある時刻表示をクリックし、歯車マークのアイコンをクリックして「設定」を開きます。
- 左側のメニューから「Linux開発環境」を選択します。
- 「Linux開発環境」の項目にある「削除」ボタンをクリックします。
- 確認メッセージが表示されるので、内容を確認し「削除」をクリックします。
これでLinux環境が削除され、初期化が完了します。再度Linux環境を有効化する場合は、同様に「Linux開発環境」の設定画面から「有効にする」を選択してください。
まとめ
ChromebookのLinux環境をリセットすることは、時に必要なメンテナンスです。特に私のように、何をしたのかも分からない状況になってしまった場合は、一度まっさらな状態に戻すことで、改めて効率的に作業を進めることができます。不要なファイルが削除されてディスク容量が確保されたり、設定がクリーンな状態になりトラブルの解決がしやすくなる、といったメリットがあります。
大切なのは、リセットする前に必ずデータのバックアップを取ることです。これを忘れずに、あなたのChromebookのLinux環境を快適に保ちましょう!