手術を終え、ついに退院!
「やっと家に帰れる!」と玄関で小躍りしそうになる一方で、頭の片隅には「このガタガタボディとやっていけるのか?」という不安もチラリ。
退院前は「帰ったら秒で元気!カレーでも作っちゃうぞ!」くらいに思っていたのに、現実は全然違いました。ここから先は、術後1週間〜1ヶ月のリアルな回復記録を、笑える比喩多めでお送りします。
子宮筋腫の手術・入院中の体験談は、前回の記事で詳しくお話ししています。まだお読みでない方は、ぜひこちらもご覧ください。
術後1週間:体内にサウナ内蔵!? ホットフラッシュ祭り
退院してまず驚いたのは――まさかのホットフラッシュ強化版。
日中も夜中も関係なく、上半身がカッと熱くなる感覚が続きました。
病院からもらった漢方「加味逍遙散」は、ホットフラッシュに加えてメンタルもふわっと落ち着けてくれる優れもの。まさに心身を同時にメンテする“漢方界の二刀流”でした。
傷の痛みは日常生活には支障ないけど、子どもを抱っこしようとすると
「ピキーン!やめて!まだそこは工事中なの!」と傷口が猛抗議。
さらに、時間が経つと傷跡がムズムズしてきて、ついポリポリ触りたくなる。肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)体質なので、アトファインをペタッと貼ってケア開始。
(こういうとき、テープを貼るのも「自己愛の儀式」っぽくてちょっと楽しい)
そしてなぜか続く軽いめまい。ホルモン?麻酔?気圧?いや、ただの水不足?――と、犯人探しはCSIレベルで混迷しました。
術後2〜3週間:出血ヒヤリと、心のジェットコースター
2週間が過ぎると、傷の痛みはほぼゼロ。めまいも「水分しっかり摂りなさいよ!」という体の声だったらしく、こまめに飲んだら改善。
診察でも「経過良好、運動OK!」とドクターのゴーサイン。ここで一気にテンションが上がり、うっかり長男を抱っこしたら――
じわっと出血。
え、ちょっと!そんなリアルタイムで出血イベント挟まなくても!と心臓が縮みました。
さらに、ホルモンバランスのジェットコースターに乗ったような毎日。パニック発作の予期不安に似た状態で、心がカタカタ揺れる。メンタルって本当に繊細。
極めつけは、風邪っぽい喉痛・悪寒・発熱に加えて、右下腹部に「排卵痛MAX」。医師に診てもらったら:

排卵痛だと思います
と冷静に言われたけど、こっちは地獄の針山みたいな痛みで七転八倒。人生で一番痛い排卵痛を更新してしまいました。
術後1ヶ月:寒い!? 抜け毛!? そして新しい自分へ
1ヶ月経つ頃には、あれだけ悩まされたホットフラッシュがスッと消え、代わりに上半身がやたら寒い。

(え、体温調整スイッチ壊れてない?)
抜け毛はレルミナ時代からの継続イベント。シャンプーのたびに排水口が「森の落ち葉シーズン」状態。美容室に行きたいけど、まだ動きは慎重モード。
傷跡のかゆみは続いていて、夜中に無意識でカリカリするのを防ぐために、アトファインを家族に貼ってもらう日々。横になった状態で貼ってもらうと一番きれいに仕上がるので、もうこれは「家庭内DIYプロジェクト」。
まとめ:子宮全摘はゴールじゃなくてスタートライン
退院後の回復は、
「右肩上がりの快復曲線!」というより、
「気まぐれジェットコースター」。
痛みや不調が出たり消えたりするたびに心が揺れたけれど、ひとつ確信したことがあります。
それは――子宮を取ったことは「女性としての終わり」ではなく、新しい私としての始まりだということ。
これからも、笑い飛ばしながらこの体と付き合っていくつもりです。
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